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佐分利 禎; 小河 浩晃; 上田 哲志*; 木内 清
JAERI-Tech 2000-057, 23 Pages, 2000/10
原子力プラントにおける強放射線場の腐食性溶液中で沸騰伝熱条件に置かれた材料の腐食や材質変化は、浸漬条件のそれらと比較して一桁以上大きく、従来の溶液化学的・電気化学的知見に基づいた解析や材料対策が適用できない。著者らは、この腐食機構として材料と沸騰状態にある気/液相界面において放射線分解や熱分解で生成した活性な酸素や水素による低温プラズマ励起型の動的平衡反応を想定した新モデルを提起している。本報告は、低温プラズマ励起による表面反応素過程を解析して実用環境の腐食機構を解明するために必要な基礎試験装置の開発に関するものである。開発した装置では、入射イオンや電子の制御や試料表面観察等が可能で、重量変化や透過速度測定による表面反応機構の解析を行う。併せて、表面反応の支配因子の解析条件や表面分析等による解析手法を評価・選定した。
石垣 功; D.J.Lyman*
J.Membr.Sci., 1, p.301 - 309, 1976/00
被引用回数:13ポリプロピレンおよびポリ(4-メチルペンテリン-1)のフィルムに対するN-ビニルピロリドンの放射線グラフト重合を研究し、さらに、得られたグラフト重合体の諸性質を測定した。N-ビニルピロリドンは、同時照射法により上述のポリマーに容易にグラフト重合した。本系グラフト重合における照射線量,モノマー濃度および溶媒の影響が明らかにされた。ついで、グラフトしたフィルムの吸水率,溶質(尿素,グルコース,サクローズ)の透過速度,引張強度および伸度を測定し、グラフト率との関係を求めた。その結果、ポリプロピレン,ポリ(4-メチルペンテン-1)いずれの場合にも、吸水率と溶質の透過速度はグラフト率とともに増加するが、引張強度と伸度はグラフト率の増加とともに減少することが判明した。